INTCO Recycling

発泡スチロール廃棄物から仕上げの一品へ――プラスチック再生のリーダーが描く、より大きな未来図

2023年05月04日|会社ニュース

子どもの卒業式、愛するペット、家族旅行、心を高める芸術作品。

世界中で毎年、数億点ものフォトフレームが販売され、私たちのオフィス、家庭、ロビーを彩っています。日常のささやかな喜びの情景や、人生の節目を思い起こさせる記憶を飾り、無機質な空間に温もりと個性のひとときを織り込んでいます。

世界的な住宅・商業建築プロジェクトの活況と、それに伴うインテリアデザイン需要の高まりを背景に、世界のフォトフレーム市場の売上高は、年平均成長率5.2%で推移し、2030年までに88億ドルを超えると見込まれています(Straits Research)。

INTCO Recycling(688087:上海)は、世界最大級のフォトフレームメーカーの一社であり、その生産量は年間4,500万点に及びます。Target、The Home Depot、Lowe's、Hobby Lobby、Zara Home、ニトリといった大手消費者ブランドを顧客に名を連ねています。

フォトフレームの最も急成長している市場が欧州、これまでで最大の市場が北米であることから、私たちの多くは、意識していなくても、すでに日常的にINTCO Recyclingの装飾製品に触れています。

あまり目に見えないのは、INTCOのフレームに込められた、プラスチックのリサイクル・再利用というエンドツーエンドのプロセスです。それは、発泡スチロール廃棄物を欠かせない装飾品へと生まれ変わらせるプロセスにほかなりません。「廃棄物などというものは存在しません。あるのは、間違った場所に置かれた資源だけです」と、INTCO RecyclingのCEO、Frank Liu氏は語ります。

ゴミから宝物への旅をたどるため、まずはその始まりから見ていきましょう。

発泡ポリスチレン(EPS)――商標名である「Styrofoam(スタイロフォーム)」としてよく知られる素材――は、実に働き者の素材です。テイクアウト用のカップから家具の梱包材まで、さまざまな形に成形されて私たちの生活に溶け込み、ヘルメット、ライフベスト、チャイルドシートとして私たちを守り、食品を新鮮に保ち、贈り物を無傷で届けてくれます。

しかし、EPSには一つの問題があります。汎用性が高く軽量で工業的に有用であるという、まさにその特性こそが、リサイクルを難しくしているのです。EPSは98%が空気です。「リサイクル産業の立ち上げ段階では、これは難題です」。

EPSのリサイクル率は、毎年わずか30%にとどまります。残りの70%、推定200万トンは、不適切に廃棄されたり、無造作に焼却されたり、埋立地に押し込められたりしています。

EPSのリサイクル率は国によっても大きく異なり、アイスランドの0%からオランダの60%(OceanWise)、日本の90%まで幅があります。

より多くのEPSを埋立地から遠ざけるための解決策を世界のリサイクルネットワークに提供すべく、INTCO Recyclingは、廃棄された発泡ブロックを数分で元の体積の50分の1に圧縮するGREENMAX減容機シリーズを独自に開発しました。これらの技術によって、INTCO Recyclingは80か国・1,000を超えるリサイクル拠点のリサイクル効率の向上と運用コストの削減を支援してきました。

そのなかには、米国最大級の食品小売業者の一つであるSafewayも含まれます。Safewayは、ベーカリー、デリ、薬局、生花店をはじめ、Starbucksやガソリンスタンドなどを含む数千店舗で大量のEPS梱包材を消費していますが、廃棄物を分別・回収する地元のリサイクル業者が常に身近にいるとは限りません。

2017年以降、INTCO RecyclingのGREENMAX減容機とコンベヤーにより、ワシントン州オーバーンのSafewayはEPSリサイクルを社内で行えるようになりました。現場でEPSを減容することで、廃棄物を遠隔地のリサイクル施設まで梱包・輸送する際にかかる高額なトラック費用や人件費を削減できます。

2022年、INTCO Recyclingは世界のリサイクルネットワーク全体で6万トンの発泡スチロール廃棄物をリサイクルし、合わせて19万トンの炭素排出を削減し、8万9,000トンの埋立を回避しました。

「私たちはエンドツーエンドのサプライチェーン・リサイクルソリューションを開発し、リサイクルペレットをトレンディで高品質な家庭用品・消費財へと生まれ変わらせています。困難なプロセスですが、私たちはイノベーションによってその課題を乗り越えることができました」とLiu氏は語ります。

INTCO Recyclingのグリーン経済への貢献は多面的です。同社の減容ソリューションは廃棄EPSの体積を削減するだけでなく、自動化された生産ラインによって、リサイクルされたEPSを、フォトフレーム、装飾モールディング、壁パネル、住宅用品といったトレンディで高品質な家庭用品・消費財へとさらに生まれ変わらせています。INTCO Recyclingは毎年20万トンの炭素排出を削減し、30万トンの原油を節約し、200万本の樹木を守っており、廃棄EPS発泡材のリサイクルにおいて、エレガントかつ収益性の高い解決策を実現しています。

資源リサイクルのグローバルリーダーとして、INTCO RecyclingはEPSリサイクルの成功に満足することなく、循環型経済におけるイノベーションの追求を止めていません。2018年、INTCO RecyclingはマレーシアにPETリサイクル拠点を立ち上げました。複数種類のプラスチックのリサイクルを手がけるこの施設では、飲料ボトルを食品グレードのプラスチックへと生まれ変わらせています。

プラスチックボトルのリサイクルというと、多くの人は、液体を空け、ラベルを剥がし、キャップを手作業でねじって外す、家族経営のリサイクル業者を思い浮かべるかもしれません。旧式のリサイクル設備や有害物質の直接排出により、こうした業者はしばしば環境に二次汚染を引き起こします。再生プラスチック製品の品質は概して低く、主に低価格帯市場へ販売されています。

このことがLiu氏に強い印象を残しました。「私たちは、技術革新を頼りにプラスチックリサイクルを近代化・産業化へと押し進める、新たなモデルを生み出す必要があると気づきました」。

リサイクル業界に20年以上携わってきた今もなお、乗り越えるべき課題は数多く残っています。「私たちは革新的なエンドツーエンドのサプライチェーン・リサイクルソリューションを開発し、環境保護に対する社会の意識も高まりつつありますが、リサイクル業界は依然として苦境にあります」とLiu氏は説明します。リサイクル工場の建設や新技術の創出には、何十億ドルもの投資が必要となります。

「たとえば、5万トンの廃棄EPS発泡材をリサイクルするには、この廃棄物を世界各地から輸入しなければなりませんが、いまや世界市場は分断されています。各国が廃プラスチックの輸入を拒否すれば、国内の処理能力に悪影響が及び、規模の経済が損なわれます。リサイクル業界は、20年前よりもはるかに複雑になっているのです」。

加えて、各国の厳しい政策により、廃プラスチックの調達コストは高くなっています。「多くの国が廃プラスチックの輸入禁止令を発令しており、表面的には合理的に見えますが、実際にはプラスチックには数百、数千もの種類があり、特定の国からそのすべてをリサイクルすることはできません」とLiu氏は指摘します。

こうした困難にもかかわらず、Liu氏とそのチームは今なお使命を貫いています。

「私たちには、困難であっても価値ある大義のために力を合わせる、活力に満ちた勤勉なチームがあります。リサイクル業界は環境と社会に大きな影響を及ぼし、サステナブルな発展へとつながっていきます」。

資源再生には、リサイクル業者、起業家、政府、そして消費者を含む、すべての人の努力が必要です。残念ながら、社会の認識は依然として限られています。

そのためにINTCO Recyclingは、学校や教育機関と連携し、毎年1,000人を超える小中学生を対象に環境科学教育を推進しています。「リサイクルは楽しいだけでなく、利益にもなります。それを正しく行うには教育が必要です」とLiu氏は語ります。

INTCO Recyclingのチームは、世界を再生するという自分たちの使命が、困難でありながらも価値あるものであることをよく理解しています。

「サステナブルな素材、ネットゼロ、そして循環型経済……INTCO Recyclingは20年以上にわたりESGに取り組んできました。資源再生の未来はどのようなものになるのか。私たちは、それを見届けるのが待ちきれません」。

制作:Bloomberg Media Studios:https://sponsored.bloomberg.com/article/intco/from-styrofoam-waste-to-finishing-touch-how-a-leader-in-plastic-renewal-sees-the-bigger-picture

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